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館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ハンダかパテか4 決定!

こんにちは。

 

ハンダかパテか?

この問題をかれこれ半年以上は考え続けている。どちらも一長一短があって一概にこれだ!とは言えないのが実際だ。

では実際にどんな長所短所があるのだろう。 僕が今まで経験してきた、或は学んできた範囲でまとめてみると、

ハンダの長所

1. 鉄と同じ金属同士で親和性があり、密着が良い。古くから使われており、信頼性には定評がある。

2. 柔軟性があり、ひびが入りにくい。

3. 経年劣化はほとんどない。

 

ハンダの短所

1. 施工に技術を要する。

2. 熱をかけなくてはならない。(ひずみと錆の要因)

3. フラックス(酸)が錆の要因になる。

 

一方、パテは

パテの長所

1. 施工が容易である。

2. 熱を加えないためひずみが抑えられる。

 

パテの短所

1. 経年劣化がある。

2. 厚塗りするとヒビや割れが入りやすい。

3. 密着度は半田に劣る。

 

テレビ東京系の番組で「和風総本家」という番組がある。物づくりの妙技を紹介する番組で大変興味深い面白い番組だ。

その中でたまたま京都の弓作り職人を特集していた。弓は竹を薄く切って「にべ」という古来から伝わる鹿の皮を煮て作った天然の糊で接着、積層して強度を出すのだそうだ。

大変手間がかかるうえに、接着は時間と技の勝負で短時間に作業を終えないといけない。これに対し、化学糊で接着する工房もあるようだが、その職人さん曰く、化学糊は40~50年も経つと劣化して剥がれてくるのだそうだ。

 

僕がハンダにこだわる理由も実はそこにあるのだ。合成ゴムやプラスチックはその歴史が浅く、耐久性も長くはない。例えばゴム。何もしなくても何年か経つと弾力を失いひび割れてくる。プラスチックも年月を重ねるうちにもろくなっていくものだ。優れたパテもやがてはひび割れたり浮いてきたりする。鉄板に密着していないところはその下からしっかり錆が発生する。

 

テレビの和風総本家を見て、僕の心はほぼ固まった。

練習して半田肉盛りにチャレンジだ。

 

その前にフラックス、ハンダ入りフラックス、ペーストのPHを測定してみることに。

 

ステンド用フラックス、ハンダ入りフラックスはPH4~3.5くらいだ。つまり弱~中酸性。ペーストは色が変わらず中性だった。

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因みにPH4~3.5がなんぼの物か、僕が健康のために飲んでいるりんご酢を5~6倍に薄めたものをペーストの試験紙下半分に付けてみた。恐らくPH4くらい。

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これで決まりだ。錆の観点からフラックスは使えない。

 

ペーストを使うことにする。