館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

我が家の冬の風物詩 碧南火力2017

さっび~っ!

 

きょう一日、ホントに寒い日だった。この冬一番の寒気が流れ込んでいるらしい。日本海側は大雪警報が出ている所もあるという。

 

僕が寝る前に必ず眺めるものがある。 中部電力碧南火力発電所の煙突だ。

我が家からは西の方角にあって、この時期はライトアップされており僕の寝室の窓からくっきり見える。寒いこの時期は深夜と言えどもフル稼働のように煙を吐いている。

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それは窓枠に切り取られたキャンバスにぽっかり浮かぶ汽船のようである。深夜ともなれば街明かりは消え、漆黒の中に矢作大橋のランプが横一列に並び、その上に突き出た煙突はあたかも月明りに照らされた大海原を航海する船のようにも見える。

そして手前にある携帯電話の電波塔がシルエットとして浮かび上がる。邪魔なようだが無ければ無いで寂しいものである。

 

星の少ない空であるが、ライトアップの光を浴びて上空の薄雲がほんのりと明るい。

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煙突の煙は風向きによって形を変え、一度として同じ形は無い。たなびき具合によって海側の風の強さを知る。

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なんと言うことの無い見慣れた風景なのだが、見ていて飽きないのだ。

 

言うまでもなく、僕らが暖かく文化的な生活ができるのは彼らのお陰だ。寝ている間もずっと僕らを見守ってくれている、なのに誰も気に留めない、

言ってみれば氏神様みたいなものだろうか?(笑)