館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ステンドグラスのガラスカット

こんにちは。

 

ここのところずっとN様邸向けのステンドグラスのガラスカットをしている。

 

ガラスカットは実はちょっとしたパズルだ。パターンの置き方で切り取れる枚数が違ってきたりする。

 

ステンドのガラスはたいていの場合、方向性というか向きがある。流れの方向やパターンの方向、テクスチャーなどだ。

だからガラス素材の上に型紙をどんな向きにでも並べればいいというものではないのだ。縦横があるのでちゃんと揃えなくてはならない。

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さらにガラスは直線か緩やかなカーブにしかカットできない。だからカットする順番や道筋を考えて並べないと切り取れないのだ。

 

一枚のガラス素材の中からいかに効率よく、捨てる部分の少ない材料取りをするかはとても大切なことなのだ。

 

ちょっとした頭の体操だ。(笑)