こんにちは。
タック溶接(点溶接)を続けていく。
クォーターポストとクォーターパネルのプラグ溶接。
一か所溶接が終わったら次はなるべく遠い所を溶接する。
溶接したらマイクロバーナーであぶってハンマーと当て金で叩く。ノギスでギャップの寸法を測りながら何回かに分けて叩く。
溶接電流は鉄板の厚さの規定値よりも強めの電流で行う。弱いと裏側まで融けずに強度不足になるからだ。かと言って気を抜くとすぐに溶け落ちて大穴が明いてしまう。特に広めのギャップの時が要注意だ。
そんな時は裏側に銅板を当ててやると溶け落ちが少ない。
一回の溶接時間は0.3~0.5秒くらいだ。1秒も当てたら間違いなく穴が明く。
溶接が進むにつれ点の間隔がどんどん狭くなっていく。
そのうち狙った点だけ叩くのが難しくなるほど隣が近くなる。そんな時は隣を削ってやるのだ。
慎重にはやっているが、やっぱりへこみが出てきた。
だいぶ進んできた。
最後の方はギャップ寸法が測れないので適当に叩く。
もうちょっとだ。
溶接完了。溶接部は周囲よりややへこんでいる。が、これでいいのだ。出っ張っていたらパテが盛れないからね。
写真で流れを見ればあっという間だが、ラインの修正やフィッティングで大変な労力が要った。