館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 左クォーターパネル5 フルクォーターパネル

こんにちは。

 

前回、左のクォーターパネル分解中に迷いがあると書いた。

それは左も右と同じような修復をするのかどうかという迷いだ。

 

以前、所沢のレストアラーに見てもらったときに、「我々はこんなに長い溶接はふつうしない。」と言われたからだ。みよし市のM板金塗装屋も「こんなに長い溶接はやったことが無い。」と言っていた。

右はなんとか奇麗に修復できたのでやればできるのだけれど、丸ごと交換できるのであれば、そのほうが溶接は少なくて済み、ひずみも少ないはずだと考えていたのである。

 

折しもダイナコーン社からフルクォーターパネルが発売された。右側を交換するときにはまだ発売されていなかったレプロだ。

価格は前回購入したパネルの4倍。送料を入れると一つ15万円くらいにつきそうだ。

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決して安い買い物ではない。これまでのように届いた商品が期待外れだと泣くに泣けない。

僕はオリジナルの型紙を取って商品と比べてみてもらうことにした。

 

この辺は何度も取引をして気心が知れてきたNPD社だから頼めることだ。ほかの会社では無視されるだろう。わざわざ商品を開梱して型紙を当て、撮影しなければならないので、先方にしてみれば迷惑この上ない話なのだ。

 

そして送られてきたのがこの写真。

僕が一番気にしていたオーバーフェンダー部分のライン。 ピッタリだ。

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続いてホイールアーチすぐ前。よく合っている。

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最後にドア寄り。あまりたくさん型紙を送っても嫌がられるので3枚にした。

ちょっと右半分のラインの膨らみ具合が違うが、右クォーターの経験でこれくらいは修正できそうだ。

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ここまでしてもらって注文しないのも気の毒なので、あとは運を天に任せて、

 

注文することにした。