館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

やっとかめのセントレア2

こんにちは。

 

税関職員は30歳前後とみられる男性と、20代後半と思われる女性の二人。

どちらも背中に「税関」と白く書かれた紺色の作業着と紺色のズボン。男女とも同じ作業着だ。

「今から一緒に保管倉庫まで荷物を取りに行っていただきます。私たちが先導しますから後ろからついてきてください。」

僕が不安になって、「何か疑わしい点でもあるのですか?」と聞くと、

「いえ、そうではないのですが、定期的に検査しないといけないので。」と答えた。

向かったのは貨物区域の中の北の端にあるスカイポートサービスの倉庫。

 

巨大な倉庫だ。

税関職員が受付で検査のための貨物持ち出し手続きを行っている。

倉庫へ入る前に金属探知機による全身検査。税関職員も行う。 後になって思うが、この金属探知機検査は何の意味があるのだろう。運送業者のドライバーは検査なしで倉庫に出入りしていたから。

 

倉庫内に荷物は沢山あったが目当ての荷物はすぐに分かった。発見したのは僕だ。おおよその大きさを知っていたからだ。

 

それを僕のタウンエースに積んで検査場に向かった。検査場は税関建物の1階にあった。80坪ほどの広い検査場だ。

先ほどの二人とは別の税関職員2人が居て、4人での検査。

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中央奥にコンテナのような大きさの検査機、左右両側にゴム板が垂れ下がった開口部がある。恐らくエックス線検査機だろう。

梱包したまま検査機の中へ通す。ものの十数秒。

 

「はい。けっこうですよ。」

 

恐らく鉄板の中まで見通せる強力なエックス線検査だ。

当然だがやましいものなど映って無かったということだ。

「それでは荷物をスカイポートサービスの倉庫へ一旦返し、保管料を払って出庫してもらって下さい。我々とはここでお別れです。」

 

なんともややこしい手続きだ。