館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

松の施肥

こんにちは。

 

前々から気になっていた松の施肥をした。

本当はもっと寒いうちに、例えば2月ごろとかに施肥をしておくと、春の成長期に肥料がよく効くのだが、きょうまで延び延びになってしまった。

 

芝庭に松は景観の組み合わせとしては誠に相性がいい。よく手入れされた芝は明るく開放的で、松の姿をひときわあでやかにする。

だけど実際は松にとっては芝は大迷惑なのだ。深く根を張る松に比べ、浅く地表数センチにびっしり根を張る芝は肥料などの養分や雨の水分を松より先に吸収してしまい、松が栄養不良になってしまうからだ。

だから松の根の周りはふつう芝を植えない。だけど放っておくと芝はどんどん伸びてやがて松の根元を覆うようになる。こうなると次第に松は弱っていき、葉の色が悪くなり、やがて枝枯れするようになる。

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松の施肥をする前に根元まで張った芝を切り取らなければならない。

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これが面倒で重労働なのでついつい先延ばしにしてしまうのだ。松の根の周りを円形に鎌で芝に切れ目を入れ、スコップで根ごと掘り返す。

根から土を落とし、芝は燃えるゴミに、余った土は燃えないゴミに出す。

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使うのは種かすと化成。種かすはゆっくり効き、化成は速く効く。

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疲れたのできょうは半分だけで終わる。種かすを撒いた上に化成をばらまく。明日、必ず続きができるとは限らないので半分だけでも施肥をしておくのだ。

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ショップの前の一本松の根元。ここには芝は無いが、スギナが多くてカミさんがこぼしている。

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「スギナは土が酸性になると増えるんだよ。」と亡くなった在所の母が言っていた。だから苦土石灰を撒いて土をアルカリ性にしてやる。

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広い庭は見晴れがするが、手入れは大変だ。来客があるので草だらけにしておくわけにはいかないのだ。

隠居の身なら日がらく庭仕事をしていればいいが、僕は生涯現役なので体の続く限りは仕事と庭いじりを両方こなさなくてはいけない。

 

いつまでつづくやら。(・・;)