館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

街灯の穴と歩道

こんにちは。

 

毎日コツコツと街灯の穴明けをやっている。

街灯の本体は真ちゅう製でそれ自体が電極になっている。だから街灯を受ける側も導体でなくてはならない。

用意したのは3ミリの真鍮パイプ。

ここで注意しなければならないのは肉厚0.4ミリのパイプを使うことだ。

市場に流通しているのはほとんど肉厚0.5ミリのパイプだ。これだと内径が2ミリ、街灯の根元が2ミリの径なので隙間はゼロだ。

入りそうな気もするがこれだと絶対入らない。

ちゃんと肉厚0.4mmとか0.45mmと明記してあるパイプを買うことだ。

 

極薄の切断砥石で3ミリパイプに切り込みを入れる。

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なぜ切り込みを入れるのかというと、パイプをわずかに潰して締りを付けるためだ。

3ミリパイプで肉厚が0.4mmだと内径は2.2ミリ。片側0.1ミリの隙間だが、実はこのすき間だと2ミリのパイプがスコスコなのだ。

これだとLEDが接触不良のためにチラチラしたり暗くなったりしてしまうのだ。だから切り込みを入れて潰し、パイプをしっかり保持するのだ。

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パイプを30ミリの長さにカット。

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歩道になる部分に歩道の雰囲気のある壁紙を貼る。ベースに穴明けしたところはクロスを切り抜いて真鍮パイプを差し込む。

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真鍮パイプは頭が沈むまで挿入する。

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ここで面倒なことが起こった。メインストリートの片側に補強板があってこのままだと電線が取り出せない。当初街灯を付けるという概念が無かったのでたまたまこの位置に補強板を設けたのだ。

仕方ないので横から穴を明けることで何とか解決した。

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あとからこういう加工を加えるのは手間がかかるし見栄えも悪い。

 

見えるところではないけどね。