館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 クォーターフレームEX1

こんにちは。

 

左クォーターパネルを外した時にクォーターフレーム・エクステンション(EX)、正しい名称は知らないが、クォーターの斜め部分の後に続く、テールパネルとの継ぎ手のようなパーツが接続されていないのが分かった。

本来、右のパーツと左のパーツのカーブの部分が接していて溶接されていなければならない。かろうじて左上の直線部分が1か所溶接されているだけだった。

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これでは本来の強度などあろうはずがない。これは製造当初のままと思われる。

 

東和さんに言わせれば「当時のアメ車なんてそんなもんよ。(笑) ヤンキーがタバコ吸いながらラインで組み立ててんだから。吸い殻が落ちていたり、見えないところに自分の名前を落書きする輩もいたぜ。」

このあたりのいい加減さがアメ車なのだ。

これを見つけたのも何かの縁だ。

スポット溶接を切ってEXを外す。

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鉄板の接触面から錆が落ちてきた。

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全体に錆があるが合わせ面が特に多い。

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フレーム側も同じように錆びている。

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本来はこのようにカーブが接していなければならないはずだ。

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もちろん、このまま付け直すなどというようなことはしない。

ちゃんと錆取りし、塗装してからだ。