館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ド根性ユリと折れそうな月

こんにちは。

 

なんちゅー暑さだ!

ミュージアムの中は空調が効いているので何不自由無いが、窓も扉も全開の倉庫は37度まで上がった。こんな日は空調服を着ていても流石に倉庫内作業はムリ。

その必要は無いが。

 

さて、ときには自然に目を遣る。

なんとバーゴラのコンクリートアスファルトのわずかなすき間からユリが咲いている。

何を好き好んでこんなところに咲くのか知らないが、風に揺れてお辞儀する姿がけなげに見える。

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ユリは見た目が清楚で亡くなった母も好きだった。 今年はたくさん咲いてくれたが、ほとんどがお盆前に一斉に咲いてしまい、お盆のお墓の花が無くなると、カミさんをやきもきさせた。

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夕方になって少しは涼しくなるかと思いきや、気温は一向に下がらず、倉庫内は33度ほどあった。

「今日のレストア作業はムリかな‥。」

そう思いながら夕暮れの空に目を遣ると細ーい月と今夜の一番星、木星が見える。

 

「美しい。」

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折れそうに細い月だが紺色の空にクッキリ輝くその姿は凛として美しい。これは月齢2日の月で、月齢1日の月、つまり昨日の月はもっと細かったわけだ。

月齢1日の月は夕方の西の空、地平線ぎりぎりに現れるのであまり見る機会は無いかも知れない。

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今夜は熱帯夜だが、庭の植え込みの中ではコオロギの鳴き声が聞こえ始めた。

 

秋はそこまで来ている。