館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

写真コーナー背景 取付け準備

こんにちは。

 

写真コーナー背景の「月の鏡」は完成したのだけれどまだ取り付けられずにいる。

富士フィルム社製の古いデジカメで撮ったのだが、こういう被写体は苦手なようでオートフォーカスが月ではなくガラスに写った背景に合ってしまった。

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この作品を美術館の3階に持って行く。

現在は桜の鏡が展示してあって、これと交換するわけだ。桜の季節にはまだ早い。

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ところが交換する段になって、なんだか物足りなくなった。

せっかく写真コーナーにするのだから、もっと写真映りが良くなるように工夫できないかと考えるようになったのだ。

 

 

話は変わるがうちのお客様に佐々木様という方がおられた。武豊町にある中部油研という会社の社長さんで僕の作品をとても気に入ってくださり、会社や事務所に沢山注文してくださった。

すでに故人となられて久しいが、その方が生前に僕に言った言葉がある。

「神谷君、今の職人は今一歩が足らんのや。最後のひと手間を惜しまずに仕事をするといいもんができるんやけどなぁ。」

 

今どきの職人の一般論を言ったものだが、効率、銭儲けを優先してそこそこの所で妥協している。ということを言いたかったようだ。

 

お客様から教えられることは多い。僕はこの言葉を今でも金言として心にとどめている。

 

今一歩を大事にしたいのだ。