館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

踏切遮断機の回路試作

こんにちは。

 

いいかげんに少しは暖かくなってくれないかしら。瓦の塗装もできないし、マスタングのレストアも進まない。夜の作業場は寒すぎて危険だからだ。

こんな日は外に出ず、おとなしく教室でジオラマを作る。

今作っているのは踏切の遮断機。回路を試作し、実際ちゃんと動くかどうか確かめる。

使うのはリレーとスイッチ類、モーターだけで半導体は使っていない。

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これくらいの回路なら大して電気の知識がなくとも描ける。電源はDC5VのACアダプターだ。これは選んだ小型リレーの駆動電圧によるものだ。

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これが実際の組み立て基板。中央下の赤と黒の電線が電源線だ。もちろん赤が⊕。

ユニバーサル基板の上に3つ並んでいるのが小型リレー。

基板の右横につながれている細長いガラス管はリードスイッチと言って近接スイッチだ。電車が近づくとONになる。

リードスイッチがONになるとモーターが回転、自己保持回路が働いて電車が通り過ぎてリードスイッチがOFFになってもモーターは回り続け、遮断機のバーが下りてくる。

下までバーが下りると基盤の上側にあるマイクロスイッチがOFFになり、モーターが停止、バーが止まるという仕組みだ。

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そして電車が踏切を通り過ぎて2つ目のリードスイッチに近づくとそれがONになり、今度はモーターが逆回転、バーが上がるという訳だ。

 

実際に通電してみたが、ちゃんと動いてくれた。

しいて予想外と言えばモーターにかかる電圧を調整する抵抗器ぐらい。前回組み立てたときは51Ωで回ったのだが、きょうは回らなかった。30Ωでは回転が速すぎ、結局20Ωを2個直列にした40Ωで行くことにした。

 

このモーター、5Vの電源なら40Ωで回せる。ただし、抵抗が少し発熱するので長時間回しっぱなしは良くないかもしれない。