館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

Dynacorn フルクォーターパネルライン修正6 ウインドウラインの修正型

こんにちは。

 

今回はクォーターパネルのウインドウ部分のライン修正を行う。

一見良く出来たクォーターパネルだが、細かく調べていくとあちこちが微妙に違う。

ウインドウ部分のこのライン(赤丸内)はマッハ1の特徴的なラインでここが美しい。

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ところがオリジナルとレプロを比較してみるとレプロの方がより直線的だ。カーブの前と後ろを揃えた時、中央部分で1.5mmほど違いが出る。

この程度は気にならないと言えばこのまま使用しても問題ない。よくよく見なければ違和感など感じないはずだ。

僕はここを修正する。少しでもオリジナルラインに近づけたいからだ。

 

厚鉄板とアングルを使って修正治具を作った。それをオリジナルに当ててエポキシパテで型を取る。

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肝心なのはカーブの形状なので、カーブ部分にのみパテを塗る。

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パテが硬化したらオリジナルから取り外す。右がパテを塗った側。

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裏返すと、ガイドが付いている。

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組み合わせるとこんな感じだ。

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あとはこれでレプロを挟んで締め上げる。