館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

墓じまい

こんにちは。

 

僕の住む町、西尾市富山町には町が管理する墓地がある。我が家の墓も先祖代々から受け継がれた墓で、外柵(墓の土台)の中に主となる墓石のほかに誰のか分からない小さな墓石が4基ある。

今回、墓地内の区画整理で一部墓を移動することになった。

これを機会に誰のか分からない墓を墓じまいし、一つにまとめようと思う。

 

富山町の墓は、お寺の中ではなく、町内の一角にある。宗派や旦那寺を問わないので誰でも墓地組合の承認が得られれば買うことができる。

 

さて、話は変わるが、僕の子供の頃は今と違い、墓地は田んぼのど真ん中にあって、火葬もここで行われた。

黒い木造の火葬小屋(村人はむしょどと呼んでいた)があって外は黒塗り、切妻の屋根は瓦ぶきで煙突があり、内部は厚い土壁で真っ黒にすすけていた。

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中央には深い長方形の穴があってその上に薪を並べ棺桶を置いたらしい。

僕は直接火葬の現場を見たことは無かったが、子供の頃は友達と興味で中を覗いたことがあった。

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今の墓地は明るく綺麗だが、昔の墓地は草木が生い茂り、近くには用水が流れていて、不気味なところだった。

大人の今はどうってことないが、子供の目には不気味で未知の世界が沢山あったのだ。