館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

森の精2 照明の工夫

こんにちは。

 

長年の展示で曇ったガラスを清掃。きれいになった作品を照明する。

以前はスリム蛍光灯を使っていたが今回はLEDにする。LEDは小さくて明るいため、照明の仕方の自由度が高まる。

 

そしてもう一つ問題がある。それは他の作品を照らす照明器具が映ってしまうことだ。実はこれが結構鬱陶しい。

なんとか映り込みを無くせないかと考えて、ランプに”邪魔板”を付けることにした。対象物以外に明かりが漏れないようにするのである。

 

発泡塩ビの薄板を丸く切る。 丸にしたのはお洒落だと思ったからだ。

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器具に穴を明けて、

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照明器具に取り付ける。

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照明の光が横に漏れないようにした。

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ところがこれにも問題が。 邪魔板が白いのでLEDの光で照らされて明るくなり、結局邪魔板が作品に映るのだ。

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次は邪魔板の内側を黒く塗ってやろうかしら。

 

 

LED照明を受けて明るく輝くシダの彫刻。

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以前はこれだった。

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この作品の前で撮影するお客様が増えた。