館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

中国製が日本製より上?

こんにちは。

 

きょうMSNのニュース記事でこんなショッキングなタイトルをみつけた。スマートホンや白物家電を例に挙げ、日本製は完全に後塵を拝しているというのだ。

確かにちょっと前までは中国製品と言えば取り得は安いことだけで作りは粗雑、壊れやすくて安かろう悪かろうというものが多かった。

 

ところが最近はちょっと違っている。商品分野にもよるが中国製はかなり出来の良いものになっている。しかも価格は安い。

実際、僕が最近買った360度カメラも大変造りの良いものだった。

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メイドインチャイナを安物呼ばわりするのはそう長くないかもしれない。

 

そういう日本もちょっと前まで安かろう悪かろうと言われていたのだ。

今から33年前の映画「バックトゥザフューチャー」の中で、科学者ドク(クリストファー・ロイド)がタイムマシンのデロリアンを製作しているときに、

「このIC、日本製じゃないか。ダメだな。」と言った言葉にマーティー(マイケル・J・フォックス)が「なに言ってんのドク、今じゃメイドインジャパンは世界一だよ。」と言うシーンがある。

 

その後、日米は貿易摩擦日本製品不買運動が起き、ドラム缶の上で日本製のラジカセが叩き壊される映像が流されるなどした。

 

 

今の日本に欠けているのは勤勉と忍耐だ。

民主党政権時代に「2位じゃダメなんですか?」と言った国会議員がいた。

2位じゃダメなんだよ。日本は。

テレビでは仕事が気に入らなければ転職を勧めるCMだらけで、我慢をせず、さっさと仕事をやめることを奨励しているみたいだ。

一度転職すれば、忍耐のハードルは一気に下がり、そのうちまともな職にも就けなくなる。

 

これでは有能な人材は育たない。