こんにちは。
クォーターパネルのドア側とテール部が溶接出来たところでクォーターポスト内のロッカーパネルとの溶接を行う。
この作業は室内側のサービスホールから炭酸ガス溶接のノズルを突っ込んで行う。狭いところなので作業はしにくい。また、せっかく塗装した内部をスパッターで汚さないように段ボールやマスキングテープで養生してから作業に入る。
実はロッカーパネルは溶接しにくい。というのもロッカーパネルは重要な躯体なので錆止めの亜鉛メッキがしてあって、これが溶接時に蒸発してパチパチとはじけるのだ。
内部はスパッターの鉄ビーズだらけになるし、溶接部は団子になりやすい。
コツは予め溶接部の亜鉛メッキを剥がしておき、強めの電流で短時間に溶接を終えることだ。
もちろんこの後溶接を研磨してシーラーを塗る。
続いてルーフ部分。取付け前に切り取った差し込み部分を元通りつなぎ直す。
実はこの差し込み部分があるためにクォーターパネルは無傷では取付けできないのだ。無傷で取り付けるためにはルーフパネルを外さないといけない。それはやりたくない。
左側のグレーの小さなパーツが差し込み部分だ。
下から見たところ。クォーターウインドウの上の部分だ。
ちゃんと研磨して仕上げる。
次はルーフだ。