館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 パテで密閉はできない?

こんにちは。

 

この写真を見てなんだかわかる人はいないだろう。

これはクォーターパネルを取り外した後のホイールハウスの後ろ側だ。

ホイールハウスに貼りついているグレーの塊はエポキシパテだ。

ホイールハウスの後ろ側はマスタングの最も錆びやすい部分の一つで、ここが無傷のマスタングはほとんど無いだろう。

ここはクォーターパネルの内側が結露したり、トランクから入り込んだ雨水が溜まりやすく、ドレン穴はあるものの水はけが悪く錆で穴が明きやすい。

僕も前回、穴だらけだったこの部分を新品に交換し、錆びさせないために雨水が入らないよう密封するつもりでエポキシパテを充てんしたのだった。

ところが蓋を開けてみるとパテが奥まで行き渡らず、密封できていない様子が見て取れる。むしろこのすき間に水分が入り込んだらそれこそ錆の原因になる。

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パテによる完全密閉は不可能だと分かる。ではどうするか。

それぞれのパーツにあらかじめ十分な防錆処理と塗装で耐久性のある膜厚を確保すべきとの結論に至った。

そのうえでシールするならパテではなくシーラー塗りをした方がよさそうだ。