館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

カウンターショーケースのLED化

こんにちは。

 

3階てっぽう展示館のカウンターショーケース用照明スリム管がしばらくの間切れたままになっている。

他の作業を優先して直せないままになっていた。

これはお客様の目から見ればみすぼらしい。きょう、思い切って替えることにした。

 

きょう第二土曜日は朝と夜の二回ステンド教室のある日。フル活動なのでこの日は結構きつい。本来なら夕食後はゆっくりしたいところなのだけれど、切れたままのスリム管をLEDに交換する。

カウンターショーケースはガラスケースを上からのぞき込む形になっていて、横から照明を当てる。だから少し斜め下にLEDを向けたいのだが、市販の金具は皆直角でLEDが真横を向いてしまう。そこで斜め下15度に向くように取付け台を作る。

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一口にLED化と言ってもなかなか手間がかかる。

まず、ガラスを外し、中の展示物を一旦撤去する。傷つけないためだ。 そして既存のスリム管蛍光灯を外し、配線を撤去。

取り付け金具や安定器を取り外して新たにACアダプター用のコンセントを設置、LEDを貼りつけた台をショーケース内に固定して配線をする。等々。

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手前の蛍光灯照明と奥のLEDを比べて明るさは断然LEDが明るい。ただし、点光源なので光が拡散しにくく影が直線的になる。ちょっと照明にぼかしが必要だ。

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蛍光灯の明りはナチュラル色でも青っぽい。

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一方の超高演色LEDは発色が自然で表現豊かだ。木の温かみが伝わってくる。

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僕がブルーイングしたモデル2アーミー。ヘビーウェイト樹脂を磨いて黒染めしたものだ。金属光沢バッチリの成功例。

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こちらは同じくヘビーウェイト樹脂製のスコーフィールド。塗装と研磨で金属光沢を出した。鉄と見分けがつかない。だから実銃が展示してあると疑われることがある。

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結局LED化の作業が終了したのは午前3時過ぎ。また寝る時間が無くなる。

 

三河工芸ガラス美術館は皆さんが寝ている間に進化するのです。