こんにちは。
テニスの4大大会の一つ、ウインブルドンオープンテニスの男子シングルスジュニアの部で日本人が史上初の優勝を果たした。16歳の望月慎太郎君だ。
これはとてつもなく凄いことなのだ。
今、のりにのっている錦織圭選手やかつての名プレーヤー松岡修造さんですらウインブルドンの最高成績はベストエイト、準々決勝どまりだ。これだって凄いことだけど。
優勝インタビューも大人びていて素晴らしかった。
実は僕も若い一時期テニスに夢中になっていた。20代中ごろのことだ。テニススクールに通いながらスピン打法を練習した。
当時は史上まれにみるテニスブームで、ジミー・コナーズ、ビョン・ボルグ、ジョン・マッケンロー、イワン・レンドルといったスター選手がいて、テレビでも「スーパーテニス」という番組まであったほどだ。
僕は中でもビョン・ボルグに憧れた。
独特のスタイルのダブルハンドのバックハンドにフォアはすさまじい破壊力のトップスピンが武器だった。
トップスピンとはテニスボールに順回転を与える打法。大きく弧を描いた弾道とバウンドした後に高く跳ね上がるのが特徴で、とても打ち返しにくい球なのだ。
トップスピンは、当時、流行語のようにテニス界を席巻した。
だから僕もボルグと同じバックハンドは両手(ダブルハンド)で打ち、フォアはラケットを高く振り上げるトップスピン打法だった。
(ボルグとマッケンロー)
話が逸れたが、当時は日本人選手は4大大会の予選すら勝てない技量だったので、ウインブルドンの試合で日本人がテレビに出るなど考えられなかったのだ。
それほど望月君は凄いのだ。