こんにちは。
「ねぇ、エアコン切った?」
美術館終了後、いつものように1階教室で作業しているとカミさんがぽつりと言った。
そういえばちょっと寒いかな?
「いいや、切った覚えはないけど。」
スイッチパネルを見ると電源が切れている。そればかりかいつもなら電源を切っても現れている液晶表示が真っ白だ。
どうやら故障だ。
これまでにも教室のエコアイスは何度か故障し、そのたびに基板を交換したりコンプレッサーを交換するなどして使ってきた。
この冬一番寒いって日になんてこった。
仕方ない、隣の工房のエアコンで暖を取るとしよう。
ところが隣の部屋のスイッチパネルを見て愕然とした。すべてのパネルが真っ白だ。
なにも表示されていない。
これはもしや・・、配電盤を開けてみる。
エアコンのブレーカーは全て「入」になっているのだが、動力の漏電ブレーカーが下がっている。
ブレーカーのレバーは全く動かない。
ダメだ。これは素人の手には負えない。緊急にかかりつけの電気屋に電話をする、が、来てくれるのは翌朝だ。
たいていこういう故障は業者の来ない休日か夜に起こる。
仕方なく、ファンヒーターを持ち込んだ。
広い教室をこのファンヒーター1台では温めきれない。しかも燃焼ガスがなんだか灯油臭い。
今夜は早めに切り上げるとするか。