館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右クォーターの内側2

こんにちは。

 

前回とずいぶん間が開いてしまって覚えていない人も多いと思うので、前回の3月18日の記事を見てみてください。

 

さて、クォーターパネルを外してみると取り切れなかった錆だらけ。さらにクォーターパネルで隠れていたひび割れを発見。

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このひびはインテリア側にも伸びている。上下につぶされたような感じに見えるが、どうしてこんなになったのかは分からない。転覆でもしたか? まさか。

おそらくは金属疲労によるものと思われる。

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ウインドウの補強アームを取り外すため、取り付け位置を再現するために穴を2か所明ける。 サンダーでは取り切れないクレーター状の錆がいっぱい。

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クォーターポスト側にも穴を明ける。この穴は再取り付け後に溶接でふさぐ。

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クォーターポストの位置がずれないようにアングルで固定する。

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スポット溶接をカッターで削り、補強アームを取り外したところ。

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例によって溶接の合わせ面は錆だらけだ。

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ポスト側もしかり。

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取り外した補強アーム。

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前回のクォーターパネル半分交換で、手の届く範囲で錆止め材を塗布したが、行き届いていないところもあるし、塗料を剥がせばその下は錆だらけだ。

錆の上からいくら錆止め塗装をしたところで根本解決にはならないことは何度となく思い知らされる。

 

これをサンドブラストで完全錆取りし、きれいに錆止め塗装をするわけだ。

 

ここまでやればパーフェクトレストアだ。