こんにちは。
リヤビームを修正する。
リヤビームとはリヤガラスのすぐ後ろにある左右のクォーターパネルをつなぐ棒状の部品だ。
ビンテージカーのスポット溶接は現代車の自動溶接と違って手打ちで、溶接位置はバラバラ、溶接品質も一定していないので、溶接部が大きく変形したり、溶接ができていないところもあったりする。
これから修正するのはリヤビームとデッキショルダーの接続部分。
3次元カーブをしているので造形の難しいところだ。
修正金型が無いと難しいので金型を作る。SS41のフラットバーを削り出して3次曲線の金型を作る。
これを型に叩いて修正するので保持するための金物を溶接する。
修正するのはこの部分。リヤビームの右端。デッキショルダーとクォーターパネルの接続部だ。溝の左右のふくらみを直して相手部品との接合をぴったりさせるためだ。
金型を当てて、まずは溝右側のふくらみを叩いて修正する。
修正後だ。
続いて溝左側のスポット外し後のふくらみ。
これも先ほどの型を使って修正した。
これでヨシ。