館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

スフィア改良 より美しい映像へ 鏡の張替え

明けましておめでとうございます。

 

昨年は一年間ブログをご覧いただきましてありがとうございました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

スフィアの一番大きなステンドグラスを外す。直径は1.8メートルある。

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全てのステンドグラスを取り外したスフィア内。 モノクロームの世界。これはこれで美しい。

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色を追加。みんなで話し合いながら色を決めた。追加した色は赤、青、紺、紫、黄、ピンク、黄緑、ビリジアンなど。

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3枚のステンドグラスを元通り取り付け。これが大変な作業。デリケートで重労働だった。

色を追加した分、とても鮮やかさが増しました。

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次にオブジェクト前の床の鏡の張替え。

鏡の切り口にサンダー掛け。ガラスの切り口で怪我をしないのと、角が欠けにくくするためです。

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そして今までの鏡を取り外す。これまで前後6枚だった鏡を3枚に減らすため真ん中の横桟を取り外し・・、

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新しく、3枚の大型鏡を敷いた。

こちらがビフォー。横桟が見えます。

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そしてアフター。横桟が消えて視界スッキリ!

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鮮やかな色が加わったと同時に、大型のミラーでクリアな映像に!

新年からはより美しくなったスフィアをご覧いただきます。

 

スフィアはこれからも進化し続けます。

門松

こんにちは。

 

今年もあと二日。しめ縄や門松を飾る。

晦日は「一夜飾り」と言ってよろしくない。

かと言って29日は苦の付く日と言って忌み嫌われます。飾るなら晦日のきょう。

仕入れておいた門松を飾ろう。

 

門の両脇の控えに敷いてあった白玉砂利を全部撤去、コンクリートの地面をきれいに水洗いしたところに門松を置く。高さは160センチ。ここまでの大きさのものは初めて買った。

きょうは強風で、鉢に水をたっぷりやらないと転倒する恐れがある。

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門の両脇に据えてみた。白壁に緑が映えてなかなか絵になる。^ ^

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敷いてあった玉砂利は長年積もった泥と苔で相当汚れていた。

それを高圧洗浄できれいにする。

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きれいになった玉砂利を門松の下に敷いて完成。青竹が太く、葉ボタンに迫力があって見ごたえがある。

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来年はいい年になりますように。

年末の窓ふき

こんにちは。

 

暮れも押し迫ってきた。

せわしない世間の空気がいやおうなしに気をせかせます。

きょうは窓ふき。自宅の窓ふきと美術館のガラス拭き。

きょうは息子が助っ人にやってきて窓ふきを手伝った。

南側はパーゴラの屋根に乗って、長ーい竿の先にワイパーを括り付け外から拭きあげる。

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美術館の2階3階は窓がくの字に折れ曲がっているためワイパーで拭くのが大変だ。

もちろん、室内側からは身を乗り出したって拭けっこない。

高い建物はバルコニーがないと窓掃除は大変だ。

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カミさんは窓の室内側を拭く。

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まだまだ自宅の掃除や美術館の掃除などやりたいことはたくさんあるけれど、どうせ全部はできっこない。

普段から掃除しておくことが肝心なんだけど・・。

 

この後、昨日に引き続きスフィアのグレードアップをする。

 

明日も忙しいぞ。

スフィア改良 より美しい映像へ 色追加

こんにちは。

 

年末のお休みに入った一昨日からスフィアのグレードアップにかかる。

 

思えば去年の今頃は石垣島与那国島の旅だった。

コロナさえなければ今頃は宮古島へ行く予定だった。

沖縄に行けなくなった代わりに美術館、スフィアのアップグレードができる。

これでお客様が喜んでくださるならコロナ流行も意味があったということか。

 

最初にやるのはスフィア正面のオブジェクトであるステンドグラスの色を増やすこと。

そのためにはステンドグラスをいったん取り出す必要がある。

機械室は狭いのでステンドグラスを取り外すには専用の道具が要る。

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向かって左のステンドグラスを取り外したところ。

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取り外した左ステンドグラス。右の透明ガラス部分に色を付ける。

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右のステンドグラスを取り外したところ。この2枚を取り外さないと中央の大ステンドは外せない。

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こちらは左の透明ガラスに色を付ける。

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ガラスを交換するわけにはいかないので透明ガラスの上にカラーシートを貼る。

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色を決めるのは結構悩む。大事な部分だから。

 

明日は大ステンドを取り外す。これは2人ではできないので応援を頼む。

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大祓

こんにちは。

 

きょうは富山町の氏神様、富山神明社の大祓の日。

今年は幟旗や幟竿を新調。提灯や垂れ幕もすべて新しくなった。

 

本来なら秋祭りで盛大にお披露目するところであったが、このコロナ禍で人出もまばらな寂しいものになった。

 

そんなコロナ禍での大祓。出席は祢宜様と各区町内会長4人、社寺長と副社寺長、そして下禰宜の8人。いつもの半分でこじんまりと行われた。

新調した提灯と垂れ幕を飾り付ける。

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玉串奉納の準備だ。社寺長が椅子に乗って垂れ幕を縛っている。

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祢宜様の祝詞が始まる。祝詞が終わったら玉串奉納だ。手前の榊がそれだ。

祢宜様の大きく良く通る声で祝詞が読み上げられる。僕はこの凛とした空気感が好きだ。

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お祓いと玉串奉納が終わったら神様のお供え物のお神酒やおさがりを頂く、「直会の儀」(なおらいのぎ)を行う。

例年だったら社務所に席を移して行うが、今は略式で拝殿内で行う。磁器の盃でお神酒を頂くのみ。食事は無しだ。

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次に神社に来るのは大みそかの朝。幟や門松の飾りつけだ。

 

来年は穏やかでいい年になりますように。

地元紙に載りました

こんにちは。

 

きょうはちょっと嬉しいニュースが。

西尾市の地元紙 " 三河新報 " に当館のスフィアが載りました。

西尾市のこの1年」と題し、西尾市の1年間の出来事を紹介しています。

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その中に1月18日に愛知県が行った、

「#一番住みたい愛知SNSフォトコンテスト2019」で、西尾市を撮影した作品2点が上位入賞したという記事がありました。

なんと当館の巨大万華鏡スフィアの写真が。左の写真がそうです。

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西尾市の巨大万華鏡として認められたことがとても嬉しいです。

 

ちなみに現在は年末の休館中でありまして、このお休みを利用してスフィアのグレードアップをしています。

来年は「もっときれいなスフィア」をご覧に入れます。

 

お楽しみに!

今度は左ですか!?

こんにちは。

 

「今度は左ですか!?」先生がちょっと驚いたように言った。

「どうしたんですか?」 僕は昨夜暗闇でプランターにつまづいて転倒したことを説明した。 

「右手は大丈夫ですか?」 

「はい大丈夫です。」

「それではレントゲン写真を撮りましょう。」

 

「う~ん、骨は折れていないようですねー。ヒビも入っている様子はないですけど。」

「昔手首の軟骨が折れたことがあって。」と、僕。

「そうかもしれないですね。一月ほどはなるべく動かさないほうがいいですよ。動かすと治りが長引きます。 ギブスを作りましょう。」

「またですか?」と僕。

「取り外しできるようにしておきますから。」

そして出来上がったのがこちら。

「先生、前のより大きいじゃないですか。」

「包帯を解けば外せますから。」 添木のようなものだ。

「お風呂に入るとき以外はなるべく外さないようにしてください。」

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若い看護師さんがコルセットに巻かれていく僕の手を見て

「今年はついてないですね。」と苦笑いした。

 

なんて年だ!