館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

スフィアニューバージョン スタート

こんにちは。

 

巨大万華鏡スフィアのニューバージョンプログラムと音声、BGMが出来上がった。

きょうインストールし、テストを行った。

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まだ音声ボリュームやタイミングなど微調整が必要だが、ほぼ完成だ。

明日からニューバージョンで運転する。

 

今回はおとめ座М61星雲に宇宙の旅をする。

キャビンアテンダントさんの美しいナレーションが素敵だ。

宇宙船に乗っている感覚が楽しめる。

人気の明るいシーンは今までの倍の長さになってシャッターチャンスが倍増した。

 

皆様、最新の宇宙の旅をお楽しみください。♡

VR動画撮影1日目

こんにちは。

 

きょう、VR動画撮影の一日目。

VR動画配信はコロナ禍における美術館の一つのビジネス形態を模索するものだ。

配信の大きな目的は、遠方でなかなか来れない人、海外で日本に来られない人、あるいは何らかの障害があって来館できない人が当館に来館、巨大万華鏡スフィアにあたかも入っているかのような体験をしていただこうというもの。

動画は二つに分けられていて、一つはVRではなくスマホやパソコンで観られる2Dのもの。これはモデルさんを使いVRにいざなうPRバージョン。

もう一つは実際の美術館に居るような仮想体験ができる本格VR動画だ。こちらは有料配信となる。

 

今日撮影したのは主にPR動画に使う映像だ。

 

映像会社は大阪の業者さん。カメラマンは千葉の業者さんだ。

どちらも自家用車でやってきた。

カメラマンさんなど千葉にもかかわらず朝9時前には到着していた。

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360度カメラを使い、それをスマホでモニターしながらゴーグルの見え方をチェックし、最良の絵が撮れるよう研究した。これには僕もずっとアドバイザーとして参加した。

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取材のたびに感じることだが、ガラスの撮影は映り込みやカメラの感度、露出設定などとても難しい。

テレビなどの取材ではたいてい半日くらいで終わることが多いのだが、きょうは夜までかかった。

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シネアート、「ローマの休日」を撮影。これなども撮影の難しい素材だが、いろいろアングルを変えながら素晴らしい絵を撮っていた。

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夕方、早々とまん丸の月が昇る。満月は明日だ。

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そして引き上げていったのは午後8時過ぎ。あたりは月あかりで明るい夜だ。

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次回は5月に入ってから。モデルさんを招いて二日間かけて撮影する。

 

素晴らしい動画になりそうだ。

ガラスの樹の照明作り直し

こんにちは。

 

ガラスの樹の照明がやっぱり気になる。

天板に付けたLEDの光が広がって展示台全体と周囲の床も明るく照らしているからだ。

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これを他の2台と同じように集中照明にしよう。

樹の一本一本を照らすのだ。

用意したのは今までよりも細めのアクリルパイプ3つ。

透明アクリルパイプなのだが、直射日光には当たっていないが古いパイプなので乳白に少し濁ってしまっている。

使用には差し支えないと思うのでこのまま使おう。

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テープLEDも少々値は張るが使用密度の多い明るめのフルカラーテープLEDを取り寄せた。

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この基盤を3つ作ってそれぞれの樹の真上に配置する。

来週中には完成したい。

2年がかりのステンドパネル

こんにちは。

 

土曜夜のステンド教室、SKさんがパネルを完成させた。

なんと2年がかりだそうだ。

 

ステンドグラスは早く作ろうと思えばそれなりに早く作れるのだがどうしても細かい仕上げに影響が出てくる。

SKさんはとても丁寧に作る生徒さんで、しかもこの教室でしか作業しないため2年という時間がかかった。でも決して遅いわけではない。

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よく見ていただくと分かるが線の太さがほとんど変わらない。それはガラスピースの形が正確に仕上げられているからだ。

透明ガラスとリボンの白いガラスはイリデッセントガラスと言って虹色の光を放つ特殊なガラスだ。

キラキラと光ってとてもエレガントだ。

窓辺に飾るそうで、陽光を受けてさぞ華やかに輝くことだろう。

 

次は何にチャレンジしてくれるのだろう。

 

とっても楽しみ!

リスの大皿の照明製作完了

こんにちは。

 

材料が揃ったとはいえ展示台上の配線と取り付けは閉館後でないとできない。

館終了後、直ちに工事にかかる。

コの字に曲げたアクリルステーにアクリルパイプを入れ、パイプの内側からボルトを通して外から蝶ナットで止める。

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LEDを取り付けたアクリル板を小ねじでパイプに固定。配線をする。

結線はメンテナンスに備えてコネクターで取り外しできるようにしておく。

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電源投入。電源はDC12Vだ。

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リス皿を集中的に照らすので皿がくっきり。展示台周りをあまり明るくしないので雰囲気はとてもいい。

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こちらが交換前。周囲も明るい。皿の上の方に影もできている。

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こうなるとちょっと前に完成させたガラスの樹の照明が気になってくる。

周りを明るくしてしまっているからだ。

 

作り直そうかな?

リスの大皿の照明製作2

こんにちは。

 

あの後、斜めカットしたアクリルパイプにヒンジ取付穴を明け、黒塗装をした。

テープLEDを並べて放熱用のアルミ板に貼り、さらに取り付け用の丸く切ったアクリル板に両面テープで貼って結線をした。

パイプを取り付けるステーは3mm厚の黒アクリル板をヒーターでコの字に曲げ、取付穴を明けた。

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これで材料は揃った。あとは展示台の上で組み立てるだけだ。

組み立ては明日、閉館後にやろう。

 

これで巨大万華鏡スフィア出口の天井照明を消すことができる。

スフィアのLED交換と配線変更

こんにちは。

 

今回のLED交換で、基本的にはLEDの直列使用を止める。

ならばどうするか?

いいものを見つけた。定電流ダイオードCRDだ。

CRDとはある電圧の条件で一定の電流しか通さないというもの。

今回使うのは15mAのCRD。9Vでも12Vをかけても15mAしか流さない。

白色LEDはだいたい定額電流が30mAなので2本並列につなげば使えるわけだ。

こうすることで最大25V電源でもCRDさえつなげばLEDが抵抗を介さずに使えるわけだ。

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言葉でいうのは簡単だが、これを使うことで配線を変えなくてはならない。

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これがなかなか大ごとなのだ。

月曜までに完成させたい。