館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

企業向け記念品

こんにちは。

気が付いたら6日ぶりのブログ投稿になっていた。その間、ジオラマもステンド製作も手が付けられなかったのだ。

実はトヨタグループの大手自動車部品メーカー、A社様から記念品のご注文を頂いたのだ。 聞くところによるとA社様に貢献をした優秀な下請け企業を表彰するのだという。 ご注文頂いたのは表彰式で贈呈する記念品だ。その製作準備と製作に奔走し、他のことは手が付けられなかったのだ。

とにかく納期が短い。今月の19日までに納めなくてはならない。製作数は10個。

10個だけ?とあなどってはいけない。精細な段彫り彫刻を施したガラスの置物で、1個作るのに通常だったら2~3日はかかる代物だ。これを10個、10日で作らなければならない。

作り始めたのは・・きょうなんだ。

納期に間に合わない、などといったことは絶対あってはならないのだ。先様に多大なご迷惑をおかけすることになる。

 

A社様とのご縁は、半年ほど前、何かの事情で納期的にせっぱ詰まり、たまたま知ったうちにガラスオーナメントの製作依頼をされたのだ。

数は1個だけだったが、精一杯心を込めて作らせて頂いた。

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出来上がった作品をA社様はいたく気に入られ、大喜びで持ち帰られた。

後で聞いた話だが、それを贈られたN社様も、その出来映えに大変喜ばれ、ガラスケースに入れて社員食堂に1週間飾られたそうだ。 これは製作者冥利に尽きる話だ。

 

今回、A社様から頂いた「お題」はA社様が製造している自動車のトランスミッション。 これをガラスオーナメントに彫って欲しいということだった。

 

A社様から頂いた資料はトランスミッションのCAD図面。

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セキュリティーの関係でモザイクをかけさせて頂くが、正直、あまり製作意欲をそそられる題材ではない。

普段、花やら人物やらは彫刻ガラスに彫り慣れているんだけどね・・、機械はちょっと。

 

とはいえ、お受けしたからには精一杯、作らせて頂く。

 

つづく