こんにちは。
幸いなことに刃は火曜の午前に到着した。
まったく、今回は肝を冷やした。今なら頑張れば19日の納期に間に合いそうだ。 いや、間に合わせなくてはいけないのだ。
意気揚々と刃をカッティングマシンにセットし、不安を抱きつつも、いざカット。
よし、今回はちゃんと切れてるみたいだ。
念のためにルーペで刃先を見てみる。
折れてるやんー!
なんと、また折れているのだ。 案の定、二枚目は切れない。
どうしてー? 何がいけないのー?
僕が絶望に打ちひしがれていると、カミさんが、「カッターのケースに何か書いてあるよ。」
読めないような小さな字で注意書きが書いてある。
刃先が薄いため以下の条件でご使用下さい。
カット圧・・100g以下 シート厚・・0.1mm以下・・・
小さすぎて、こんなの読めねーよ。
僕が今使っているシートは深彫りするために、厚めの0.2mm、カット圧は150g にセットしてある。 どちらも刃の許容値を超えているわけだ。
折れた2本を不良品として交換してもらおうと思っていたが、こりゃ、ダメだな。
それにしても、新品が折れるのに、使い込んだ刃が折れないのはなぜだろう。
僕がたどり着いた答えはこうだ。
新品の刃は刃先が鋭く、材料に深く突き刺さる。そのため刃先にかかる力が大きく、耐えきれなくなった刃先は折れる。 一方、使い込んで刃先が少し摩耗した刃は、材料に深く突き刺さらないので折れにくい。
薄いシートをカットして、少し摩耗させてから再チャレンジしてみよう。
つづく