館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

企業向け記念品 (4)

こんにちは。

幸いなことに刃は火曜の午前に到着した。

まったく、今回は肝を冷やした。今なら頑張れば19日の納期に間に合いそうだ。 いや、間に合わせなくてはいけないのだ。

意気揚々と刃をカッティングマシンにセットし、不安を抱きつつも、いざカット。

 

よし、今回はちゃんと切れてるみたいだ。

念のためにルーペで刃先を見てみる。

 

折れてるやんー!

 

なんと、また折れているのだ。 案の定、二枚目は切れない。

どうしてー? 何がいけないのー?

僕が絶望に打ちひしがれていると、カミさんが、「カッターのケースに何か書いてあるよ。」

読めないような小さな字で注意書きが書いてある。

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刃先が薄いため以下の条件でご使用下さい。

カット圧・・100g以下  シート厚・・0.1mm以下・・・

小さすぎて、こんなの読めねーよ。

 

僕が今使っているシートは深彫りするために、厚めの0.2mm、カット圧は150g にセットしてある。 どちらも刃の許容値を超えているわけだ。

折れた2本を不良品として交換してもらおうと思っていたが、こりゃ、ダメだな。

 

それにしても、新品が折れるのに、使い込んだ刃が折れないのはなぜだろう。

僕がたどり着いた答えはこうだ。

新品の刃は刃先が鋭く、材料に深く突き刺さる。そのため刃先にかかる力が大きく、耐えきれなくなった刃先は折れる。 一方、使い込んで刃先が少し摩耗した刃は、材料に深く突き刺さらないので折れにくい。

 

薄いシートをカットして、少し摩耗させてから再チャレンジしてみよう。

 

つづく