館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

企業向け記念品 (6) より高みを目指して・・

こんにちは。

つい先ほどの午前4時頃までかかってミッション柄10個を全て彫り終えた。

えっ? もう? なんて思わないで欲しい。このあと社名やロゴを別工程で彫り加えて色づけをするとなると、これでもギリギリなんだ。

 

以前お見せしたと思うが、この作業を始める前に試作彫りをした。 ご依頼主様は「素晴らしい出来映えです。これでお願いします。」と言われたが・・・。

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もちろん、これはこれで綺麗に彫れているし、僕もできるだけ丁寧に彫ったつもりだ。

でも、実は僕の中では満足のいく仕上がりではなかった。下手だという意味ではない。

柄が小さいとどうしても絵の境界、エッジがだれるのだ。これは研磨剤が当たる以上、避けられない。

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もっと迫力のある、「おぉ!」と思うような表現ができないものだろうかと考えたのだ。いや、考えてしまったのだ。

肉彫り手法やいろいろテストを繰り返してみた。 しかし、どうもうまくいかない。

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そんなとき、ある手法を思いついた。僕が得意とするシネアート(映画のシーンを彫刻したもの)で、時々使うやり方だ。

 

つづく