館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

となりの田んぼ クロスケと野鳥の親子

こんにちは。

美塾館の東隣に田んぼがある。けっこう広い田んぼで四季の移ろいを見せてくれるとともに一年を通していろんな動物がやってくる。

1階の教室兼工房で窓越しにそれを眺めるのが毎日の楽しみの一つでもある。

一週間ほど前は乾いた田んぼの草むらの中でクロスケが昼寝をしていた。

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猫嫌いのはずのカミさんが「クロスケがいるよ!ねぇねぇ、クロスケが・・・」

べつに大して珍しいことでもないのだが、ひとつからかってやれ、とばかり、

「チュッ!チュッ!チュッ!・・・」と舌打ちして呼んでやる。

 

「っせーな!」とばかりにこちらを振り向いた。 顔は見えない。

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「チュッ!チュッ!チュッ!・・・」

昼寝の邪魔が入ったので退散することにしたらしい。移動はいつも田んぼ脇のU字溝だ。U字溝へと身を翻す。

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こちらを気にしながらこっちへやってくる。うちの敷地が通り道だからね。

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おとつい、営農さんが田んぼの田打ちをした。田打ちとは田植えの前にトラクターで雑草の生えた田んぼを耕すことだ。

田打ちをすると土の中で眠っていた虫やらカエルやらが掘り起こされて、それを目当てにカラスなどの野鳥がやってくる。

 

そんな中、珍しい野鳥の親子を見かけた。

羽を広げるとカモメのように白と黒の入った羽だが閉じると茶グレーだ。 僕は鳥には詳しくないので名前は分からないが「キキッ!キキッ!」と、7~8秒間隔で鳴いている。

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どうやら雛の見張りをしているらしいのだ。

あたりを見回すと・・・、 いたいた。産毛の雛がいた。

僕は雛一羽しか見かけなかったが、カミさんによると雛は二羽いるらしい。親鳥は二羽いる。

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雛がちょこちょこ動き回るので親鳥は「遠くへ行っちゃダメよ。」とばかりに鳴き続けているのだ。

人影が見えると、「キキキッ! キキキキッ!」と、警戒音を出して雛を呼び寄せる。

この親子、いつまで見られるかな。 元気に育てよ。

 

もうすぐ田植えが始まるだろう。 そうすると田渡の風は涼しく、日に日に伸びていく稲を見るのはおつなものだ。