こんにちは。
きょうは日曜日だけど、営農さんが代掻き(しろかき)にやってきた。
ゆうべ一晩かかって田んぼに水を引いていたのだ。代掻きとは田植えの前に田んぼに水を引いて、団子状だった作土を細かく砕いて平らにならすことだ。
トラクターは鎌のような刃を持つ扇風機のような鋤(すき)で土壌をこね回し、その後に付いたフラップのような羽根で土を平らにならすのだ。これを田んぼ中、何往復もする。
こうすることで田植えに適した田んぼになるわけだ。
代掻きの終わった田んぼはスケートリンクのように平らで美しい。
田んぼに水が張られるとすぐにカエルの卵がふ化し、この一帯はカエルの大合唱となる。夜になるとやかましくて窓など開けて寝られなくなるほどだ。
とはいえ、これは子供の頃から慣れ親しんだ梅雨時の風物詩。
対照的に美術館前の道を隔てた南側は区画整理の新興住宅地で、新築の家がひしめき合っている。
僕はこの田園風景はなんとしても残って欲しいと願っている。