館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

TIG溶接 初めてのアルゴン溶接

こんにちは。

我が家に待望のTIG溶接機がやってきた。迷いに迷って購入を決めた溶接機だ。

TIG溶接とはタングステン・イナート・ガスの略で電極にタングステン棒、アルゴンガスなど不活性ガスをシールドガスに使った溶接システムのことだ。

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きょうはちょっと難しい話題なので溶接に興味のない、特に女性読者の方にはゴメン。

僕は今、旧車のレストアをしている。レストアとは古い車を新車のように復元することだ。

朽ちて穴の明いたフレームやボデーパネルを交換し、機能しなくなった古いパーツを再生、あるいは新品に交換するなどして新車同様、いや、それ以上にきれいにすることだ。

なぜ、TIG溶接機が欲しかったのかというと、現在ボデーのレストアをしているのだが、板金の溶接に向いていると言うことを聞いたからだ。

炭酸ガス溶接のMIG溶接は、今までやってきたのだが、今回TIG溶接は初めて。

早速練習を始める。

最初は両端を点付けして固定する。

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連続溶接で、あれれ、やっぱり反ってきちゃうぞ。

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裏を見ると溶接部に穴が明いている。これは溶接欠陥だ。 なにがいけないんだろう。

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こんどは連続でなく点付けを時間を置いて行った。

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連続溶接ほどではないにしても、やはり反りが出る。

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実はこの変形、熱によるひずみこそ溶接の一番の課題なのだ。

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溶接部分は炭酸ガス溶接よりもうんと美しい。

上手になったらステンドランプのスタンドも作ってみようか。