館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

トイレ de アート

こんにちは。

きょうは休館日でゆっくりしていたいところだが、伸び放題の芝と雑草取りのためカミさんと二人で電動草刈り機(カミさん)とエンジン草刈り機(僕)を使って日没まで働いた。

カミさんも僕もバテバテになったが、嬉しい知らせが届いた。

小規模事業者持続化補助金の交付決定通知だ。

これは何かというと中小企業庁の平成27年度予算関連事業の中で行われるもので、商工会議所の助言の下、販路開拓に取り組む費用の2/3が補助される制度だ。

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去年も申請したのだが、去年は残念ながら不採択に終わっていた。だから今年はリベンジである。 公的補助金なんて初めてだし、半分諦めていただけにとても嬉しい。

 

さて、この補助金で何をするかであるが、一言で言うと美術館トイレの和式便器を全て洋式に改装するというもの。

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当館が開館した2000年当時は、まだまだ洋式の便座に肌が触れるのを嫌う傾向があって、うちも5基ある便器のうち4基までが和式。洋式は1基だけだ。

最近では特に高齢者が膝に負担がかかるので和式を敬遠する。また、ヤングもおしゃれな洋式を好むようになり、和式の出番は無いと考えるようになったのだ。

 

去年は商工会議所が採択に太鼓判を押してくれていたにもかかわらず見事不採択。単に和式を洋式に変えたいと言うだけでは採択されないのだろう。

今年は去年の不採択を反省材料にして工夫を盛り込んだ。それが「トイレdeアート」だ。

 

当館を訪れるお客様はおおかたトイレを利用する。そのトイレタイムを単に用を足すだけの時間にしないことを思いついたのだ。

そう、トイレ中もリラックスしながらガラスアートを楽しんでもらおうと言うことなのだ。 人呼んでトイレのアートギャラリー化。

 

まだアイデアの段階だが、お客様には洋式便器にゆったりと掛けて頂き、正面の壁にはディスプレーで館内の作品紹介をしたり、体験風景を流したりする。そして壁面には実際のアートを飾るのだ。

こうすることで見学だけだったお客様が体験もしたいと思うかもしれない。あるいは体験だけのつもりだったお客様が見学もしたいと思うかもしれない。

ステキなアイデアでいっぱいのトイレにすべく、今から設計開始だ。

 

ただ、あまりにトイレが楽しくなると、トイレから出て来なくなるんじゃないかとちょっと心配だ。 ^ ^