館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

鹿のステンド 紅葉のガラス焼成中!

こんにちは。

ただ今午後5時45分。 昨夜仕込んだガラスを焼成中。

今回はコンフィティーガラスがもともとのガラスに貼り付いてくれればいいのでやや低めの720度で焼成することに。

 

現在設定最高温度の720度をキープしている。

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鹿の目に使うガラスもついでに焼成

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黒いガラスのカーブは鹿の目の黒目のカーブだ。

 

下の段はちょっとしか見えないが、溶け具合は分かる。

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上の段はLEDライトで照らすとよく見える。

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釜の外とはいえ、LEDライトをかざして長い時間見ていると、覗き窓からの輻射熱でLEDライトのレンズが溶けてしまう。

このカメラだって長時間焦点調整してるとCCDを壊してしまうかもしれないから用心だ。

 

このブログを書いている今、焼成加熱は終了、これから500度まで下がってアニーリングを3時間行う。

アニーリングとはガラス内部の温度を均一にし、ガラス内に熱応力を残さないようにするためだ。これはガラスのサイズが大きくなるほど時間を長くする。

 

釜から取り出せるようになるのは明日朝だ。