館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

ガラスジェム作り 窯焼き準備

こんにちは。

今夜の夕食はお好み焼きだった。( ;∀;) まぁ、いいさ。

 

きょうは明日のふれあい教室に向けた材料作りだった。ツリーとフクロウのガラスカット。

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一日中、下を向いてガラスカットをしていたのでカミさん肩こりと腕の疲れが辛いみたいだ。 ご苦労様。

続いてツリーに使うガラスジェム(ガラス玉)が残り少なくなっているので作ることにした。買うこともできるのだが、思うような色が無いので自作するのだ。

棚に離型紙を敷き、ガラスを正方形に切って並べる。きれいな玉にするには二枚くらい重ねたほうがいい。

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円形の棚の外側にある丸っこい緑のガラスは形が真ん丸でないので焼き直しだ。

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今回は「丸焼き」といって、紅葉のガラスよりも100度以上高い温度で焼成する。850度の高温で30分加熱するとガラスは水飴みたいにドロドロに溶けて、自分の表面張力で丸く玉みたいになる。

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もちろん、急に850度になるわけじゃないよ。何時間もかけて少しずつ温度を上げていくんだ。

ガラスは過熱するときよりも冷やすときのほうが大事だ。アニールソークという応力除去を特定の温度下でした後、窯の中でゆっくりと徐冷するんだ。

 

明日の朝にはきれいな玉が出来上がっているだろう。