館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

70の手習い

こんにちは。

きょうは午前、夜と二回ステンド教室のある日。

午前の教室ではお一人、作品の完成があった。

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デザインはごくシンプルな六角推だが、シェード下部にあしらった花のアクセントがかわいらしい。

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シェードに使ったガラスは白地に黄色の混ざった流れ模様だが、ランプを点灯するとオレンジっぽい暖かみのある色になる。

 

下からランプを見上げる。 裸電球が照らすシェードの中の小宇宙。 ほっこりした昔懐かしい眺めだ。

LED全盛の昨今だが、電球にもまた捨てがたい趣がある。目にも心にも優しい灯りだ。

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これを製作したOさん。70歳を過ぎてからのステンド教室通いだが、前向きに取り組んでいる。

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教室へ入られるちょっと前にご主人を亡くされ、生前のお話などされたときには涙ぐむ場面もあったが、今は元気に前を向いて歩いておられる。

この作品はお嫁さんにプレゼントするそうだ。

 

ピンと背筋の伸びたステキなおばあちゃんだ。