館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

アパートの仰天クリーニング

こんにちは。

きょうは休館日。とはいっても全然休みじゃあない。アパートのクリーニングなのだ。

実は平成元年からアパート経営をしている。僕と母の共同で始めたのだが、始めた頃はうちの周辺は田んぼばっかりで賃貸住宅は少なかった。

ところが2005年頃から区画整理が始まり、周辺の田んぼはほとんど宅地になり、アパートもどんどん増えた。

西尾市はアパートの激戦区と言われている。特にこのあたりはそうだ。

そのため家賃の値下がりが激しく、うちなんか2DKで4.1万円、3DKでも4.7万円という低賃料だ。それでも4割くらいの空き部屋がなかなか埋まらないのだ。

だから4年くらい前からクリーニングや修繕は業者任せにせず、自分たち(僕とカミさん)でやっている。とても業者に委託するお金など出せないからだ。

 

前置きが長くなったが、今回空き部屋の入居が決まったので午後からカミさんと二人でクリーニングだ。自分たちでやるからと言ってバカにしてはいけない。プロの業者以上の仕事を今ではするんだ。

 

中にはこんな部屋もある。ちょっと前の写真だが、この部屋は長年若い女性の一人暮らしの部屋だった。

明け渡しの際、部屋に入って仰天した。部屋中タバコのヤニだらけ。相当なヘビースモーカーだったようだ。ありとあらゆる所にヤニが入り込んでいる。

 

業務用の特殊洗剤で天井を洗う。拭いていないところは茶色にヤニで光っている。

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天井半分を拭いたところ。いかに明るい天井だったことか。

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薬液を吹きかけ、一拭きするだけでタオルはまっ茶。

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リビングの換気窓フードを外してみるとヤニでネチネチ。フラップはヤニでくっついて開かない。

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リビングとキッチンの間のガラス戸。もちろん透明なガラスだがブロンズのスモークガラスになってしまった。

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こんな感じで、浴室の中まで茶色だったのだ。入浴中までタバコを吸っていたのかしら。

この部屋、完全にクリーニングするまで約1ヶ月を要した。もちろんクロスは全部張り替え。ヤニを吸い込んじゃってるから、とてもクリーニングでは復元できない。 クロス張りはさすがに内装屋さんに外注するけど。

 

部屋のこんな使い方をされるのは困りものだが、それ以上に彼女の肺の中がどうなっているか心配だ。