館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

忘年会

こんにちは。

きょうは美術館が終わってから、僕が所属する西尾工芸家協会のちょっと早い忘年会があった。

西尾工芸家協会の会長は持ちまわりで、今年と来年は僕の当番。だから幹事は僕だ。

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みんな歳食ってきちゃって最近では一緒に活動することもなくなってしまったが、こうして会えばいつものように仲良く酒が飲める。

みなさん僕より年上で、彼らの前では僕なんかひよっ子だ。

 

この界隈ではちょっと有名な陶芸家、鶴城釜の内藤義山先生。平原の山に穴窯を持っていて、年に何回か火を入れる。工芸家協会の最長老だ。

長老とはいってもバリバリの活動家だ。御年73歳。

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三河一刀彫の神谷健司さん。三河一刀彫はお父さんが始めた民芸品で、健司さんは二代目。日展に出展する彫刻家でもある。御年71歳。6年ほど前に直腸がんのステージ3だったが、手術に成功し、人工肛門を付けることもなく完治した。

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石彫工芸の江本幸二さん。西尾市平原の山の北側斜面に工房を構え、大きな作品から小さな置物まで作品は多義にわたる。彼の生活はマンガの「浮浪雲(はぐれぐも)」のように自然体の気楽なもので、最近のように寒い日など特に仕事もせず、工房脇の仮設ハウスでコタツに入って日がらく読書なんぞをしているそうだ。

僕から見るとのんびりでうらやましい。

それでも彼の作風には人を惹きつける癒しがあり、ファンは多い。御年65歳、僕の次に若手だ。僕と一番気の合う先輩でもある。

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料理を囲んで世間話に興じる。

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工芸家協会は平成7年に設立をされた西尾市内の工芸家7人の集まりである。 設立の発起人は日展作家、竹芸工芸の鳥居一峯さんだが、すでに他界され、その後いろんな事情でメンバーが減り、今では4人だけになってしまった。

 

来年もそれぞれに頑張って活動することを誓ってお開きとなった。