館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

校外学習

こんにちは。

きょうは寺津中学校の1年生が校外学習に来てくれた。

男子2名、女子3名の5人だ。

美術館の展示を見てもらってから教室で質問受付。生徒さんたちから代わる代わる質問を受ける。

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こういった校外学習は毎年何件かお受けしているので答えに窮することはない。

だいたい美術館を作ったきっかけや、どうやって作品を作ったか、なぜ巨大万華鏡を作ったかなどを聞かれる。

 

今回の生徒さんたち、ちょっと緊張しながらも利発な子達で質問の内容もなかなか濃い。

ある女子は「シンクロナイズドスイミング」に感動したらしい。

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どういう仕組みかを聞かれた。

これはゾートロープという器具、というか手法だ。 ちょうどパラパラ漫画のように少しずつ姿勢の違う蛙をレコードのターンテーブルに並べる。ただし、形は連続していなければならない。一周したら元の形に戻るようつながっている。

これを回転させてそれぞれの蛙が定位置に来たときにストロボ発光をさせる。 ストロボの光は何万分の1秒という短い発光なので、ターンテーブルが回っていても蛙の像は流れずに止まった一枚として目に残る。

そして次の蛙が同じ位置に来るとまた光って次のコマが像として目に残る。

こうして形の違う蛙の像が次々目に残ってあたかも動いているように見えるのである。

 

生徒達は目を輝かせて説明に聞き入ってくれた。

 

そういえば講演会や発表会などに出席すると、スマホで写真を撮っては机の下で話もろくに聞かずにちょこちょこやっている人を見かける。ブログやフェイスブックの投稿も結構だが、終わってからにしてはどうだろう。 何しに来ているんだか。

 

子供たちのような真剣に聞く姿勢を見せられると我々大人も大いに反省させられる。

教えてもらったのはむしろ僕の方だ。