館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 エンジン下ろし

こんにちは。

“ 仰天!フロア塗装剥がし3”と行くべきところだが、実はその前にエンジンを下ろしている。

順番から行くとエンジン下ろしが先なのでここで触れておこう。フロアの塗装を剥がす少し前のことだ。

 

僕は全塗装をボデー外側だけでなく内部も全て綺麗に塗装しようと考えていたので当然エンジンルームも空っぽにしたかったのだ。

それにエンジンのオーバーホールは車をベストコンディションで乗るためには必須だ。

 

「神谷君、今度の水曜日の祝日、エンジンを下ろしに行くけど都合はいいか?」

東和さんから連絡が入った。オーバーホールをお願いしていたのだ。

 

東和さんは従業員と応援を一人連れて10時半ごろやってきた。

ボンネットを外して作業開始だ。

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赤いのがエンジンハンガーという工具。これでエンジンを吊り上げて車体から取り出すのだ。

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エンジンにはミッションのほかドライブシャフトやマフラーがつながっている。

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「神谷君、エギゾーストパイプは切っちゃっていいか? どうせ新品に替えるだろ?」

リフトがないのでそのままではマフラーが外せないのだ、ジャッキでは。

左の若者は東和さんの社員で堀くん。右のおじさんは東和さんの友人、応援だ。

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軽トラに積まれた429コブラジェットエンジン

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エンジンの荷造りをする東和さん(左)。かっこいいおやっさんだ。

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あらためてこうして見るとでかい。ビッグブロックエンジンだ。

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エンジンが無くなってドンガラになったエンジンルーム。どっかのバカがこんな所に沢山穴を明けやがった。(赤矢印)

オーバーヒートに困ったのだろうが、こんな所に穴を開けたらエンジンの熱気が全部室内に入って来るではないか。

だから名古屋から家に持ち帰るとき熱風が室内に入ってきたのだ。バカ!

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オリジナルのエアコンコンプレッサー。

「神谷君、こんなもん、使わんだろうけど置いていくからな。」当然今どきの新品に交換するのだ。

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「神谷君、オルタネーター(発電機)は良いのが付いとるでョ、このまま使うで。分解して綺麗に塗装しとき。」 「分かりました。」

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「ほんじゃな、行くわ。」

「東和さん、ありがとう。よろしくお願いします。」

 

東和さんが帰ったのはお昼を回った1時過ぎだった。

「東和さん、お昼でも・・(食べに行きませんか?) 」

「いや、連れとどっかで食べるでよ、ま、行くわ。」

 

僕はこのときの代金をまだ支払っていない。3年経った今でも請求が来ないのだ。

 

東和さんって、そういう人だ。

 

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