館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 ステアリング外し

 こんにちは。

室内の塗装剥がしをするなら室内の物全てを取り外さなくてはならない。

シート、コンソールが外れたら次は正面のダッシュやメーターパネルなどだ。

初めにステアリング(ハンドル)を外す。スポークの裏にあるビスを3本抜くとスポンジパッドが取れる。鉄の骨組みが現れるのでそれを手前に引っ張って抜くのだが、抜けない。

東和さんに聞くとプラーという専用の工具が要るらしい。プラーを東和さんに送ってもらって抜いた。

 

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よく見るとあちこちヒビや割れがある。

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まぁ、45年も前の車なのだから仕方がないと言えばそれまでだが。

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これをリペアーキットで復元するのだ。そんなキット、日本にはないのでアメリカから取り寄せる。

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説明書は全て英語。やれやれ、こんなもので綺麗に直せるのだろうか。

 

 

この時代のハンドルは細かった。それでも順手でスイスイ回すアメリカ映画を観て、カッコいいなぁと思ったものだ。パワーステアリングが付いていたから軽く回ったのだ。

そのころの国産車はクラウンやセドリックなどの最上級車以外はパワステが付いていなかったので、セリカでも低速になると逆手でヨイショヨイショと力任せに回さないとハンドルが切れなかった。

だからみんなレザーやロープをハンドルに巻いて太く力が入りやすくしていたのだ。

 

どう?今見ると細いハンドルはスマートだよね。

 

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