館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 新品ガラス

こんにちは。

レストアと一口で言ってもいろんなレベルがあるようだ。

とりあえずサビ穴を鉄板パッチで補修して全塗装すればレストアだと言っているショップもあれば、それこそ全てのパーツを新品、あるいは新品同様に磨き上げて新車同様にするところまで色々だ。

僕が目指すのは後者だ。

 

いくら全塗装してボディーがピカピカでもガラスに擦り傷があったりすると、どうしても「古びた」感はぬぐえない。新車はガラスやモールも無傷だから。

 

一番傷が付きやすいのはドアガラスだ。ウインドガラスを上げ下げするときにどうしてもホコリや砂を巻き込んだウエザーストリップで擦るので縦の傷が付く。

たいていの傷は深く、セリウムで磨いても取り切れない。

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ドアガラスとクォーターガラスは本国アメリカから取り寄せた。僕が利用する店は4社ほどだがアメリカにはそれこそ何十いや、何百という店があるだろう。

今回はCJポニーパーツから取り寄せた。ここはしょっちゅうセールをするし、値段も比較的安い。(トラブルも多いみたいだが‥。)

 

大きいパッケージはドアガラス、小さい方がクォーターガラスである。そのほかにも諸々注文をした。

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荷物は届いたらすぐに開封して中身が間違っていないか、足らなく無いか、破損していないかを確認する。やってみると分かるがヤンキー(アメリカ人)は非常にアバウトで、間違った商品が届いたり、足らなかったりなどざらだ。

 

ドアガラスは緩衝剤と一緒に二枚重ねで入っていた。

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一枚ずつ段ボールに包まれている。「TOP LOAD ONLY」とは横積み厳禁の意味。

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よかった。割れていない。 このガラスは Green Tint といってオリジナルと同様、緑色に着色されている。

パワーウィンドウ用とマニュアルウィンドウ用があって形状が違うので注意が必要だ。

これは円い切り欠きのあるパワーウィンドウ用。

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まだ取り付けていないので分からないが、友人の話だとぴったり合うそうだ。

 

フロントガラス(ウインドシールド・ガラス)とリヤガラスは3年ほど前にたまたまヤフオクで見つけた。特に僕が大切にしているのはリヤガラスだ。

オリジナルと同様、熱線のデフロスタがプリントしてある。これは希少な純正品だ。

リヤガラスはアメリカからも取り寄せることは出来るが、現在発売されているリプロには熱線が入っていないのだ。 だからこの純正熱線入りは宝物みたいなものだ。♡

もちろん傷などない。

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フロントガラスはリプロだが現在アメリカで売られている中国製リプロとは違う。

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こちらはメキシコ製だ。

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見つけたのはヤフオクだったが、お店と直接交渉して現物を静岡まで見に行き、傷が無いことを確認したうえで現金で購入した。フロントとリヤで15万円だった。

 

 

言葉の通じない外国から部品を輸入するとなるといろいろ不安も多いだろう。トラブルに遭遇することも一度ならずあると思う。

次回は今思い出しても腹の立つトラブルと、解決に至ったエピソードをお話ししたいと思う。