館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 サブフレームコネクター1

こんにちは。

サブフレームコネクターの有用性については前回説明したが、実際取り付けとなると素人の僕には勉強が必要だ。部品を揃えるだけでなく、どんな道具が要ってどういうやり方をするのか調べなくてはならない。

幸い同じ型の部品取り付けを動画で説明したものがYuoTubeで見つかった。

全編英語による説明だが、断片的には聞き取れるし理解できた。

www.youtube.com

 

 

取り寄せたフレームコネクターを実際にあてがってみる。これはリヤフレームを下から見上げたところだ。右側後部座席の裏側だ。

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これは同じ所を上から見た様子だ。後部座席の足下は鉄板が切り取ってある。

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そしてフロントフレームはというと、‥‥あれ? なんか変だぞ。

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本来はフレームコネクターの先端がコの字形の中に入らなくてはならないはず。

材木が仮止めしてある部分に入らなくてはならないのだ。

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合わないじゃん! どうやら製品の曲げ角度が大きすぎるようだ。

ショップ(アメリカ)へ写真を添えてクレームを入れると、「ちょっと曲げ戻してみてください。」とあっさり答えた。

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曲げ戻せってか?謝罪して交換はしないのかよ!

この後、レストアを進めていくうちに僕が学んだことがある。

米国から来る部品はほとんど合わない。輸入した部品がぴったりと合ってボルトですんなり付く・・なんて事は90パーセント無い。特に鉄板のパーツはそうだ。

ハンマーで叩くなり切断するなどして修正しながら取り付けていくのが普通のことなのだ。日本の製品の感覚でいるとショックを受ける。

この辺のことは番組、世田谷ベースで所さんも言っていたな。

 

仕方がない。僕は友人の建設鉄工所に頼み、油圧ジャッキを使って修正してもらった。

右側も左側も修正だ。

 

やれやれ、前途多難だ。