こんにちは。
中央分離帯の街路樹を取り付けるため、ほぼ完成しかけたメインストリートに追加工を施す。
イルミネーション付き街路樹は光ファイバーを使って光らせるのでLEDの光源が必要だ。そのLEDを取り付けるためにメインストリート基盤を貫通する穴が必要になった。
中央分離帯に予め明けておいた穴をガイドにしてメインストリート基盤にドリルで穴明けする。分離帯と基盤の穴がずれないようにするためだ。ここへ樹木を立てて下からLEDで照らすのだ。
基盤を外すときに路面の塗装が侵されているのに気付いた。塗装が溶けたようにめくれている。ミニカーが停車していた場所だ。タイヤの当たる4か所がにじんだように膨れている。
うわぁ~!なんだこりゃー。
新しいことを始めるときには想定外のトラブルはよくあることだが、これには参った。
可動車は全部で8台あるが、その全てでタイヤの接地面が溶けていた。
タイヤにも溶けた塗料がこびりついている。
こんなことは予想だにしなかった。
インターネットで調べてみるとゴムの中には柔らかくするために可塑剤という薬品が混入してあるものがあり、この可塑剤がにじみだして塗料によっては侵されることがあるというのだ。
今回路面の塗装に使用したのはアスペンのラッカースプレー(グレー色)と同じくアスペンのつや消しクリアでトップコートしてある。
この両者の主成分がニトロセルロース。
インクの研究職である娘によると、このニトロセルロースは可塑剤との相性が良くないそうだ。アクリル塗料だったらもしかしたら良かったかもしれない、それでもテストはした方がいいと言っていた。
短時間の停車なら問題なかったのだろうが1週間も同じ場所に停車していると、このように可塑剤が染み出してしまうのだ。
とんでもないトラブルだ。本当に塗料には手を焼かされる。
僕は今迷っている。
このままにしておくか、他の塗料でトップコートをするか、あるいは今ある塗装を剥離し、自動車用2液ウレタンで塗装し直すか。
三つめの答えだとほとんど作り直すぐらいの手間がかかる。
ちょっと考えさせてくれ・・。