こんにちは。
きょうの暑さはこの夏一番ではなかっただろうか。夜になっても外の空気は暖かいままだ。
12時ごろ美術館と倉庫を行き来していると、南の空に暗い空を背景にして白く浮かび上がる雲が流れていた。
夏によく見かける光景である。
(写真は部屋を暗くして見てください。)
雲は左から右へ、つまり東から西へとゆっくりと流れていく。が、雲の足は意外に速く、雲の模様は次々と変化していく。
月が出ている様子もないのにどうして白く浮かび上がって見えるのだろう。街明かりに照らされているのだろうか、それとも自分でぼんやり光を放っているのだろうか。
(Photoshopで明るく加工しています)
僕はこうやって空の様子を眺めるのが好きだ。高校時代の天文部の名残かも知れない。夏休みなんて、何度も望遠鏡を持ち出しては一人で一晩中空を見ていた。
あの頃の西尾の空はまだ綺麗だった。
この白い雲を見ていて僕は神島の空を思い出した。
神島の空はこの雲の向こうが真っ黒で、きらめく星空だったのだ。
きれいな星空は僕の心を少年時代に呼び戻してくれるんだ。