館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1年ぶりの吉山会

こんにちは。

 

きょう、1年ぶりとなる吉山会があって、出席してきた。

吉山会とは西尾市立平坂(へいさか)中学校のPTAオービーの会だ。

僕がPTA会長を務めたのはかれこれ13年も前のことであるが、恩師の先生方に会えることから今でも僭越ながら出席させていただいている。

ただ、僕より先のオービーはもう、誰も出てこない。

 

今年も平坂町にある料理屋「香村」で行われた。

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僕がこの吉山会に招待されるようになってすでに親しい先生が2人も亡くなられた。PTAで共に活動した先生方も世代交代が進み、平中に残っているのは数名のみだ。

 

僕の中学時代、音楽の先生だったKH先生が僕の手を握り、「神谷!お前と会うのが楽しみで出てくるんだからな。これからも出てこにゃいかんぞ!」

KH先生は御年80歳。まだまだお元気だが、この先いつまで出てこられるかは分からない。

 

僕の担任だったAO先生は認知症が進み、4年ほど前から出席されなくなった。

弱いくせにお酒が好きで、最後に出席されたときは飲みすぎて自転車が漕げなくなり、カミさんと二人で自転車をトラックに乗せて先生をご自宅までお送りしたこともあった。

「神谷!お前には大して何もしてやらんかったが、おまえが一番ようしてくれる。ありがとうなぁ。」

そう言って別れたのが最後だ。今は僕を見ても分からないだろう。

 

 

恩師ってなんだ?

その時代を共に生き、自分を支えてくれた人たちだ。

そしてその時代を確かに生きた自分の証人なのだ。