館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

スポット溶接機到着!

こんにちは。

 

先日、ヤフオクで落札したスポット溶接機が届いた。

随分長いこと欲しいと思っていたスポット溶接機がついに手に入ったのだ。

古い機械なので、外観こそ錆びあり傷ありへこみありで、新品のような綺麗さは無いが、ちゃんと作動してくれれば全く問題は無い。

 

運送会社が届けてくれた時はパレット梱包。PPバンドで木製パレットに固定され、上からプッチンとストレッチフィルムで包装されていた。

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この溶接機、重量が100キロほどあるようで、フォークリフトが無いとトラックから下ろせない。幸い家には貸倉庫に貸先の所有するフォークリフトがあるため、これをお借りして下ろすことができた。

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梱包の中には、オークションの写真に写っていなかった手動のスポットガンと取り扱い説明書が付属していた。アームの長いスポットガンは奥の方の溶接をするときに役立つ。青いスチール箱の中身は交換用の溶接チップだ。これは助かる。

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非常に助かるのが取説の付属だ。溶接のコツや注意点が記してあり、これがあったおかげですぐに溶接テストが出来る。

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機械に取り付けられていたのはエアー式スポットガンだった。手動のものに比べ強い力で鉄板を挟むことができ、安定した溶接が出来るのだ。

全長は40センチ、エアーシリンダーの部分は直径が5.5センチほどある。とても重い。

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スポット溶接のほかにシーム溶接など、連続溶接もできるようだ。

この溶接機の出力は最大16000アンペアという強力なもの。TIG溶接や半自動溶接機に比べて二ケタも大きい。スポット溶接は電気を食うというのは本当らしい。

性能を十分発揮させるためには電源を三相200ボルト50アンペアに増設しなければならない。近々、増設するつもりだ。

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試し射ちをしてみた。スポット溶接部の径は使用するチップの径と溶接強さによる。4段階あるうちのレベル4(最強)で溶接してみたのが左側。直径4ミリくらいだ。現在の電源が30Aなので増設すればもっと大きいスポットが出来るだろう。

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三機種揃った我が家の溶接機。

右から半自動溶接機、真ん中がTIG溶接機、左が今回入手したスポット溶接機だ。半自動とTIG溶接機は新品で購入したが、スポットはさすがに新品とはいかなかった。新品なら数百万円はするからだ。こいつは送料込みの4万円で落札できた。

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だからきょうはとても嬉しい。一昨日の「困ったことだらけの1日」と大違いだ。

 

これを見てカミさん、

「ここまでくると、趣味なんてレベルじゃないわね。」(笑)

 

これだけ揃えばたいていの溶接はできる。 ^ ^

 

 

最後にヤフオクの注意点を一つ。

ヤフオクで安価に落札できるかどうかは運しだいだ。今回は運よく28000円で本体を落札できたが、どうしても欲しい人や悪意のある人が見ているとこんな価格では落札できない。

ほとんど出てこないレアな商品なら話は別だが、今回のように時々出品される溶接機などはちゃんと予算を決めておくことだ

 

中には競争で熱くなってしまい、凄い値段を付ける人がいる。

 

また、買う気もないのに悪意で値段を吊り上げる輩もいる。

先日など6~7万円でじわじわ上がっていた溶接機のオークションが、ある時いきなり20万円に跳ね上がり、最後の5分でなんと40万円まで吊り上がった。

結局40万円で落札したそいつは、すぐに落札を取り消した。その後この商品は再出品され、6万円で他の人に落札されている。

 

このように、こんなとんでもない相手に当たると大損をするので皆さん、くれぐれもご用心を。