こんにちは。
只今、ジオラマメインストリートの街灯を製作中だ。当初の計画には無かったのだけれど、考えてみれば今どき市街地の大通りには当然のようにある。
だから急きょ作ることにした。
ジオラマには昼間のシーンと夜のシーンがあるため、街灯も点灯と消灯が出来るようにしなければならない。
材料は真鍮パイプ。もう何度も使っていて、慣れたものだ。
今回使うのは2ミリと3ミリのパイプ。3ミリのパイプは2ミリのパイプに被せて段付きの支柱を作るのだ。 ここで気を付けなければいけないのが3ミリパイプの肉厚。
一般に売られているのは0.5ミリ厚だ。単純計算で内径が2ミリだから2ミリパイプに被さると思いがちだが、これが間違いである。
隙間が無いため3ミリパイプに2ミリパイプが通らない。
僕はわざわざ0.45ミリ厚のパイプを取り寄せた。これなら2ミリが通る。
一口に街灯と言ってもいろんな種類があるが、ここではオーソドックなこんな感じのものを作ることにした。
まず、真鍮パイプの曲げる部分をマイクロバーナーであぶる。真鍮を焼きなましして軟らかくするのだ。こうすることで曲げやすくなる。
以前、あぶらずに曲げたら曲げ部分が潰れてしまった。
曲げ型を作る。2ミリの真鍮板を2枚並べて真鍮パイプを挟む。一方は角度45度ほどに切り欠きを付け、曲げ内はR5で滑らかにする。
真鍮パイプが膨らまないように別の真鍮板で抑える。この板は切れ端で構わない。
真っすぐな真鍮板でパイプを曲げてやる。板を使って曲げるのは、パイプの真っすぐにしたい部分がカーブにならないようにである。
曲げ角度はスプリングバックという現象で、曲げ型よりも若干戻る。
曲げ部分が潰れずに綺麗に曲がった。
ミニ万力で曲げた棒を挟み、ディスクサンダーで6分目を削り取る。
万力の挟み面にはポリテープを貼ってパイプが傷つかないようにしている。
削ったパイプの一部分をポンチで潰す。
潰した部分がランプの取り付け位置だ。
適当な長さにニッパーで切断、角を丸めて適当な角度に曲げる。
なんとなく ”らしく” なってきたでしょ?