館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 錆?! ラグナット

こんにちは。

 

きょうは風ビュービューの寒い一日だった。明日は日中は穏やからしいが、どんどん冬になっていく。ヤだな~。

 

きょうは夕食の後、倉庫の片づけと整理をした。マスタングのパーツは4年ほど前から少しずつ集め始めて今までに恐らく何百点というパーツを購入している。ほとんどが今すぐ使わないものばかりなので何を買ったか、たまには棚卸ししないと忘れてしまう。

 

その中の一つ、ラグナット。タイヤホイールをハブに固定するナットのことだ。

多分3年ほど前に購入して、レストアが完了するまでと思い、箱に入れて倉庫に保管していた。

棚卸し(商売の棚卸しとは違うけど)でラグナットを綺麗に拭いてビニル袋に保管しようと取り出したら‥‥、アレ?!

黒っぽい粉が出てくるではないか。 なんと錆だ。

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見るとクロムメッキ部分には錆はないものの、メッキが雌ネジの奥まで達しておらず、中は素の鉄のまま。新品で購入したのだが3年の間に粉が出るほどに錆びてしまったのだ。広い倉庫なので特に湿気がこもるということはないと思うが、これが日本の風土なのだろう。

表は綺麗なので捨ててしまうのはもったいない。らせんワイヤーブラシで内部の浮き錆を取り、

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内部に「必殺錆封じ」を塗ってやろうと思う。

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錆封じはシャビシャビの液体で錆の奥まで浸透する代わりに乾燥後の皮膜は薄い。だから錆止めとしては上塗りすることを条件としている。

皮膜が薄いことが幸いして、雌ネジに塗っても雄ネジが入らないということがない。

錆び止め効果も塗らないよりはよっぽどマシなのだ。

 

ここで「必殺錆封じ」を購入する際の注意点を一つ。

「必殺錆封じ」は空気中や錆に含まれる水分と反応して固まる。一度開封するとどんなに丁寧に密封しても半年くらいで液が黄変し、容器の中で固形物を作るようになる。

こうなるともう使えないので捨てるしかない。

「必殺錆封じ」は少量でもよく伸びるのでレストアで使う量は知れている。それよりもレストアはスパンが長いので一度に大量に使うことなど無いわけだ。

割安だからと言って大きい缶を買ってはいけない。大半を捨てることになる。