館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

娘の白無垢

こんにちは。

 

きょうは娘たちの結婚写真の前撮りだ。結婚式が当節流行りのウエディングで和装のお色直しは無いという。

僕が、「なんだ、白無垢は着ないのか。」と怪訝な顔で聞いたので、写真だけでもと今日の前撮りとなったわけだ。

僕たち夫婦の結婚式当日は、カミさんは在所の仏壇にあいさつした後、うちにやってきて仏壇に挨拶をするという古式にのっとって行ったからだ。

 

やはり日本髪はいい。文欽高島田という髪型だ。

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ウエディングももちろん結構だが、僕は気品と奥ゆかしさのある和装の花嫁衣装が好きだ。娘にはこれを着てほしかった。

着付けは10時スタートで、美容師さんとカメラマンさんが朝10時に自宅にやってきた。彼氏も九州から駆け付けた。出来上がったのはお昼近くだった。

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家族で記念写真。息子はビデオと写真係。

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二人は我が家のあちこちで撮影。あいにくの雨、いや、恵みの雨で絶好の撮影日和。写真は晴れた日はコントラストが強くなり、影もできるので向かないのだ。 庭の緑が雨に濡れて色鮮やかに映える。

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我が家の門でポーズをとる。カメラマンは濡れながら素早いシャッターを切る。

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娘にはこの綿帽子をかぶって欲しかったのだ。この姿を見ると胸がきゅんとするのだ。

大和なでしこはこれでなきゃ。親ばかだと笑われそうだが美しいと思う。

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最後は娘の希望で巨大万華鏡「スフィア」の中で撮る。

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この後、在所へ二人で行って同じように撮影する予定だ。

 

彼氏は勤務地が九州で、僕は遠すぎるという理由から当初結婚を反対した。でも、今どきの娘が反対されたからと言って諦めるわけはない。それは初めから分かっていた。

今は諦めがついたがやっぱり寂しい。

 

それでも僕も人並みに「お父さん」と慕ってくれる娘を授かった幸せに感謝している。

いつかは来る日が来ただけだ。