館長の気ままな日記

三河工芸ガラス美術館の館長(オーナー) " カズ " こと神谷一彦の勝手気ままな独り言です。

三河工芸の館長が書く日記です

1971 マスタングマッハ1 右クォーターパネル6 錆だらけの内部

こんにちは。

 

右クォーターパネルの一部をカットしてみて、この車の実情が見えてきた。

これはクォーターガラスの下の内部。手前はロッカーパネル、車体のフレームの一部だ。左はホイールハウス。ホイールハウスの下部でロッカーパネルには切り欠きが設けられ、侵入した雨水はこの切り欠きを通ってロッカーパネル内に流れ込む。

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右側はクォーターポスト、セダンならセンターピラーの部分だ。表板のみならず裏板の補強板まで腐食して無くなっている。以前も言ったが、ここはマスタングの構造的欠陥といえる部分だ。錆びやすいということで。

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クォーターポスト内部に頭を突っ込んで後ろを見ると、ホイールハウスの上にルーフ(天井)を支える構造体が見える。ユニクロメッキ鋼板のようなものを使っているのだろうか、塗装された様子は無い。真っ赤に錆びている。

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見当がついたところで本線でクォーターポストのフランジをカットする。

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スポット溶接部をスポットカッターで削り、スパチュラ(金属へら)でフランジを剥がしていく。

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うわっ! 鉄板の重なり部は錆だらけだ。

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切り口の所で面一になる。ここまではまずまず。

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あれっ。下が合わない。後で曲げ直しだ。

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前方が決まったところでもう一度レプロを当てて正確にカット線を割り出す。

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黒い実線が本線だ。

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次回はここをカットする。